古瓦めくり
2014-01-07
今日から古瓦降ろしです。S型スレートから和型陶器瓦へ葺き替えます。
スレート瓦(セメント瓦)はコンクリートブロックと同じで非常に吸水率が高く屋根材に適しません。
こちらの物件は山の中のため、周りに木々が多いせいもありますが下の写真の通り
屋根表面に苔のような植物が生えていました。これでは余計に保水して建物によくありません。
やはり、屋根材は粘土を焼成した瓦が一番適しています。
古瓦を降ろしたあと、屋根地板を撤去して天井裏を綺麗に掃除します。
中の小屋組が見えてきました。
元のかたちは方形堂(四角錐)だったようです。
それを現在の入母屋のかたちにしたみたいですね。
小屋組の木材は曲った太いものを使っていて、達筆で番付が墨書きされています。
棟札は残っていませんでしたが、古い建物のようです。
垂木はまだ綺麗なのでそのまま使って、野地板と化粧板のみ新しいものに張り替えます。
明日から雨の予報らしく、週末は雪がふるかもしれないとのこと。。
雪が積もるとこの現場は上がれません。