建築士会との合同勉強会
今日は建築士会さまとの合同勉強会の日です。
今年度から愛媛県瓦工事業組合の青年部部長をさせていただいており、初めて段取りしました。
今年で第4回目となります、建築士会・瓦工事業組合の合同勉強会。例年瓦に因んだ講師を招き講演をしていただいています。
今回は金沢工業大学の後藤正美教授に講演していただきました。
1月17日は阪神淡路大震災の日でもあり伝統木造建築の耐震評価等がご専門の後藤先生のおはなしは
参加者にとって大変意義深い内容でありました。
現代の耐震工法を剛性ととらえると伝統木造工法は柔軟性であり、この柔軟・ねばりが地震に最も有効であり強い建物であること。
また建物にはあら程度の重みが必要であり、瓦屋根の荷重は実は重要であること。
「瓦屋根が重いのが理由で地震で建物が倒壊することは絶対にない!理由は躯体の劣化や他にある」等
五重塔や東本願寺、古民家の構造を例えに説明してくれました。
参加した建築士さんからは、「衝撃をうけた」・「いろいろ見直そうと思う」・「数値等のスペックだけでなく
先人の知恵と経験の偉大さを知った」等々、すごく良かったよといってもらえて自分も嬉しかったです。
遠くからこの愛媛に駆けつけてくださった後藤正美先生、忙しいなか来ていただいた沢山の参加者の方々。
どうも有難うございました。