雨漏りの修理は原因の解明が大事
雨漏りの修理は難しいものです。それは原因を断定することが難しいためです。
原因を特定できないと適切な対処ができず、当てずっぽうな修理となりいつまでたっても直りません。
これには長年の知識と経験が重要!
ウチの社長は45年の経験と実績でこれに立ち向かいます。
谷部の雨漏り
雨漏りがどうやっても止まらないと連絡を受け、社長と二人で南予の川辺村へ行ってきました。
南予にはあまり行くことがなく、西条から川辺村まで二時間半近くかかりました。
現場につくとお客さんが待っていてくれて、さっそく雨漏りの現状を確認します。
雨漏りの様子を聞き場所を確認、おおよその見当をつけ屋根にあがります。
怪しいところの瓦をめくり、水の痕跡をさがします。
今回は銅製の谷板金に穴が複数あいていたのが原因です。
向きの違う屋根と屋根の接合部を「谷」といい板金を使いますが、この部分の雨漏りは非常に多い案件です。
事前の電話のやりとりで谷板金が原因ではと目星をつけていたので、板金を用意していました。
↑の写真で右が新しいステンレス製の谷板金、左が取り外した古い銅製の谷板金。
古い板金を取り外して、裏返してみるといくつかの小さな穴が空いていて、↑の写真のように穴の周りには雨水の流れた痕跡があります。
他に瓦の下には雨水の流れた形跡がなく、今回の雨漏りはここだけと断定できました。
新しい丈夫なステンレス製の谷板金に取替え、周りの瓦を復旧して無事終了。
これで安心です。このように雨漏り修理には原因の解明が大事でそれに合った対処でないと修理できません。